タント、覚えてる?
怖かったね。でもおかんも寿命が縮んだんだよぅ・・・。
先週のタントパニックでは、うさぎさんがパニックを起こした時の
手の施しようがないことは、初めての経験でした。
ビックリしすぎて自傷行為とも言える行動を起こすこと、
声掛けをして落ち着かせようにも、更にヒートアップしてしまうこと
「あぁ、ぼくは驚きすぎて
このまま死んでしまった方が ラクかもしんない・・・」
そんな言葉もしっくりくるような光景を目の当たりにしました。
どんなに言葉で表しても表現しつくせないほどの衝撃。
怖かったです・・・
あの時、更に恐ろしい瞬間を目の当たりにしたのですが
それを書くと皆さんから絶対非難を浴びるだろうと
人の目を恐れて書くのをやめました。
というよりも、あの光景を記憶から消し去りたかったのです。
でも・・・
この経験談が、犬用のケージやサークルをお使いの方に
参考になると思い、フルボッコ覚悟の上でエントリします。
ケージ内でパニックを起こしている最中、タントは猪突猛進顔から
ワイヤーに特攻して、見事に頭が挟まりました。
うさぎがあげる断末魔の声。
先代が息を引き取る時に最期
「キーッ」
と鳴いて段々と呼吸をしなくなって逝きました。
そのキーキーが何度も何度も叫ぶのです。
タントの小型犬用ケージ、ワイヤー間は38mm。
タントは普段、顔を突っこみ鼻先だけ出して
「ごはん まだ?」をアピールするのですが
一旦パニクると、一瞬で頭も飛び出す恐怖の隙間になるのです。
ギャンギャン騒いで、爪が捥げ、ふわふわな毛が舞飛び
おかん目線ではまさに地獄絵図でした・・・
かわいい我が子が目前でギロチンの刑に処されるが如し!
あわわと慌てるどころか、凍りつきましたとも。
ふと我に返って行った事。
ケージのワイヤーをフン掴み、グワッと左右に広げて
大騒ぎのタントを解き放ちました。
離れたと思ったら、扉が開いているのも分からずに
また違うワイヤーに突進して頭を突っこんでる・・・
そっちのワイヤーもグワッと広げて解放したら
またこっちに突っ込んできて・・・
3回同じことを繰り返しました。
そのたびに親子で恐怖を味わって
タントは首回りの毛が抜けて痛々しくて。
実はそんな事がありまして、腰骨を骨折した上に
まるでおたふくかぜのように、タントはほっぺたを腫らしていたのです。
今日、ほっぺたの腫れも引いてようやくすっきりした表情になり
私のモコモコ靴下を追いかけて、動きも活発になってきました。
牧草の喰い付きが悪いのは、やはり顎が痛むのでしょう。
広くて快適な異種用ケージ、パニックの際は凶器にもなりえる事を
タントが身を持って教えてくれました。
でも大きくなったタントには、うさぎさんのケージが手狭なのです。
今更戻すにも彼にはストレスでしょうし・・・
うさ友さんのアドバイスで、細かいネットを貼り付けて
ガードをしようと考えています。
一番怖いのは、私の留守中にパニックを起こした場合。
首が抜けずに挟まれたまま、ひとり果てている姿・・・
そんなビジョンを想像すると、外出するのも今は恐怖です。
皆さま、平凡に暮らされていても、どうか危機管理を忘れずに。
大人しい子でも何が引き金でトチ狂うかわかりません。
そうなるといくら飼い主さんであろうとも
あの子たちは手がつけられなくなるのは事実です。
私とタントの体験が、お役に立てたか、恐怖に感じられたか、もしくは
「犬用ケージなんか使うからだ、バカめ!」
なんて思われる方もいるでしょう。
でもただ思うに、あなたとあなたの愛兎さんが
この先、辛いことや悲しいことに遭遇されないように願うだけ。
どうか今一度、御自宅の飼育環境を見直して頂けるきっかけになればと
エントリーしました。
長々と有難うございました。
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